「ボイパで世界一になる」。その大きな野望へ果敢に挑み続ける青年がいる。大学生ながらプロアカペラグループthe XAVYELLS(ザビエルズ ※1)の正式サポートメンバーとして活動し、個人で発信するボイスパーカッションの映像作品は数万単位の再生回数をいくつも記録している。今年8月には初のワンマンライブを成功させた。フジテレビ系列で今冬、放送が予定される「全国ハモネプリーグ」の本戦出場権を掴んだのもホットな話題だ。
全身に青春をまとったような爽やかさを持ちながら、確かな技術で聴く人を魅了し続けるそのボイスパーカッショニストの名は、バズ(@BUZZcappella)という。
これまでボイスパーカッションの先駆者やベテランにスポットを当てることが多かった当サイトで、初の20代へのインタビューである。ビデオ通話で実施し和やかな雰囲気でスタートした今回の取材は、会話が進むにつれてだんだんと熱を帯びていき、深いボイスパーカッション文化論へと発展していった。
ボイスパーカッションの魅力と可能性を誰よりも真剣に追求し、夢に向かって行動を続ける若者の姿は、ボイスパーカッショニストのみならず、あらゆるミュージシャン、パフォーマーに多くのヒントを与えてくれるはずだ。
(敬称略)
インタビュー:2022年8月
<プロフィール>
■バズ(@BUZZcappella)/ボイスパーカッショニスト、ミュージシャン。21歳。一宮高校音楽部でアカペラを経験し、部内で結成したアカペラグループ「いちご同盟」では東海高校生アカペラターナラウンドコンクール2018で金賞を受賞。2020年、プロアカペラグループthe XAVYELLSの正式サポートメンバーとなる。2022年8月、初のワンマンライブを名古屋市で実施。2022年冬にフジテレビ系列で放送予定の「全国ハモネプリーグ」に「しっくすなっつ」のボイスパーカッションメンバーとして出演が決定している。