フジテレビ「力の限りゴーゴゴー!!」内のコーナー「ハモネプ」の存在抜きに、ボイパを語ることはできない。
これから私は、ボイパの歴史において「ハモネプ」がどのような影響をもたらしたのか見つめ直し、再評価する作業をしていくわけだが、その前提として必要不可欠な作業があった。すなわち、いつ、どんな内容で、どのような番組内の立ち位置で放送されてきたのかを、振り返る作業である。
とはいえすでに放送開始から17年も経過している番組を、録画映像等で確認するのは困難を極める。そこで私は過去の新聞のテレビ番組表(ラテ欄)にあたることにした。この小さな枠にどのような表記がなされているかを確認することだけでも、私たちは様々な情報を得ることができる。そのもっとも大きなものは、テレビ局や制作会社の「意図」である。かれらが視聴率奪取のため、どのような仕掛けを番組に施しているのかが、なんとなく目を通すだけで見えてくるのだ。
詳しい考察は他所で行いたい。
下記はフジテレビ「力の限りゴーゴゴー!!」のテレビ番組紹介欄からハモネプ関連の情報のみを抽出したものである(例外的に、2002年7月6日(土)・7日(日)の「FNS27時間テレビみんなのうた」はハモネプ要素が色濃く反映された構成となっているため記載した)。すべて朝日新聞縮刷版の夕刊を参照した。基本的には2001年4月18日のハモネプ開始時から2002年9月11日の同番組終了時までのすべてに目を通したのだが、この番組表に「ハモネプ」の文字が記載されていない日でも、ハモネプ関連の内容を放送した可能性がありうる点はご了承いただきたい。
2001年
2002年
※()内すべて筆者による