日本におけるボイスパーカッション(ボイパ)の第一人者である「おっくん」こと奥村政佳(おくむら まさよし)さんが、2025年参議院選挙の東京都選挙区から立候補しました。7月20日の投票日に向けて、長い選挙期間を毎日懸命に戦っています。
今回は、昨年11月に別の媒体で書いた文章を、おっくんにエールを送る意味でこちらに掲載します。被災地の石川県出身・在住者としても、子育て世代としても、おっくんが国会議員に必要です!東京にお住まいの方はおっくんへの投票、ぜひお願いします。
以下、再掲です。
先日、「ボイパのおっくん」こと参議院議員のおくむらまさよしさんが石川県にお越しになり、お目にかかることができました。ぼくからは能登半島地震による私の自宅周辺の液状化被害や県内の状況を申し上げ、とても真剣に耳を傾けていただきました。
以下、おっくんとの再会を機に考えた、ボイスパーカッションについての」文章です。おっくんのこれまでのご活躍を描きつつ、ぼくのボイパに対する考えを書きました。
■ボイスパーカッションの「越境力」
ボイパには「越境力」があります。越境力とはぼくが考えた造語で、さまざまな領域を軽々と飛び越えていく力のことです。
ボイパは多種多様な音色とリズムを「体ひとつ」でうみだすことができます。そしてその機動力の高さを生かせば、あらゆる音楽表現や芸術表現の壁を飛び越えて即興でセッションすることができます。
そして、おっくんの魅力を語る際も、この「越境力」がキーワードになるだろうなと考えています。
■ボイパを武器に、大学同士をつなぐ
おっくんは今から25年ほど前の筑波大学在学時代、当時珍しかったボイパ奏者として、関東じゅうの大学のアカペラ奏者から請われ、なんと同時期に十数グループに所属して演奏していました。
アカペラ演奏の難しさの一つは楽曲の記憶(暗譜)とその再現にあります。しかし、ボイパは比較的その負担が小さなパートです。知らない曲だとしても、楽曲進行を予想しながらある程度、即興で演奏することも可能です。「十数グループの掛け持ち」はそうしたボイパの柔軟さゆえに実現したことと言えます。
おっくんは、ボイパを駆使して築いた複数大学とのつながりを生かし、アカペラの交流イベントを企画しました。そしてそれが素地となり、日本最大級のアカペライベント「JAM(Japan A cappella Movement)」が誕生します。
またそれに前後して、多大学合同のアカペラグループ「RAG FAIR」が結成され、おっくんはボイパパートを担うこととなります。(RAG FAIRはのちにオリコン初登場1、2位独占や紅白歌合戦出場といった活躍をします)
■ハモネプブームとアカペラの一般化
そのRAG FAIRに憧れた埼玉の高校生たちが「RAG FAIRの複製品(レプリカ)になりたい」との想いで結成したのが、アカペラグループ「レプリカ」です。おっくんは同グループのレッスンをしつつ、ボイパ担当として加入しました。レプリカが埼玉県大宮駅付近で練習をしている姿が、あるテレビ制作局のディレクターの目に止まりました。これが「ハモネプ」の誕生につながります。
2001年4月、初放送されたハモネプに登場したおっくんのボイパはお茶の間に衝撃を与え、たちまち人気コーナーとなりました。ライバルとしのぎを削る若者たちの青春劇は視聴者に感動をもたらし、同年9月の第1回全国大会は18%の高視聴率をたたき出しました。
その影響で全国に無数のアカペラグループがうまれ、アカペラが広く知られるきっかけとなりました。(ハモネプ誕生の経緯について詳しく知りたい方はこちらもぜひご覧ください)
■領域にとらわれない生き方
ボイパを武器に大学という枠を越え、世代を越え、テレビ画面を越えて多くの人に影響を与えたおっくんは、その後も、あらゆる領域を軽々と飛び越え続けていきました。
「ミュージシャン」「気象予報士」「保育士」「防災士」などの顔を持ち、それぞれの経験で培った知識を生かしながら課題解決をしてきました。
例えば、東日本大震災の発災後、防災士として被災地でボランティア活動をするとともに、「お祭りをしたい」との現地の声を受けて、ミュージシャン経験を生かし活性化イベントをプロデュースしました。大学院生の立場と保育士の経験と気象予報士の知識を生かした「子ども向けお天気サイト」の開発もその一つです。領域にとらわれないおっくんだからこそ、つくり出せたものでしょう。
そしていま、おっくんは「政治家」という新たな領域でがんばっています。
■分断をふわりと飛び越える力
この11月からおっくんは、国会の「内閣委員会」「予算委員会」「震災復興委員会」に所属されました。どの委員会も「極めて忙しい」「とりわけ重責」で有名だそうですが、いずれもおっくんの経験が生きる領域であり、力の発揮できる場と言えます。
これらの委員会で話し合われた内容は、予算案や法律案として本会議で審議されます。つまり、国の方向性にダイレクトにつながる、とてつもなく重要な場におっくんがいるということです。
ぼくは、おっくんがその場にいることに、大きな希望を感じます。なぜなら、おっくんには「越境力」があるからです。
世界はいま分断の時代にあります。政治を語ろうとすると「お前はこっち側か、それともあっち側か」と迫られてしまうのがいまの状況です。そんな中、求められるのは「こっち側」と「あっち側」を行ったり来たりしながら、つまり、領域を飛び越えながら、より良い未来を描いていける人だと思います。
おっくんはこれまで、あらゆる領域をふわりと飛び越え、人と人をつなぎ、数々の化学反応をうみ出してきました。そんなおっくんならば、政治の深刻な分断も越えてくれると信じています。
なんだかそう思うと、おっくんが「ボイパ」という越境力のある技術を身につけたのは運命に導かれたようです。
■おっくんサポーターズについて!
ところで、おっくんをどうにか応援できないかと調べたところ、「おっくんサポーターズ」という仕組みがあるそうです。
下記HPから ①党員 or ②協力党員 に申し込めます。ぼくは党というより個人を応援したいので②を選びました。なんと「おっくんのスペシャル広報誌」が届くらしい(!)
参議院議員 おくむら政佳HP
おっくんとお話をさせていただいたことで、本当に勇気づけられました。能登の震災後、ぼくなりに日々の仕事に真剣に取り組んできましたし、ボランティアもしてきたのですが、もっともっとできることがあるように思います。おっくんに負けないようにがんばります。
